24年間唱え続けた「エイジフリー」 ~女性が仕事で輝くために~

社員の80%が女性の会社で社長をしております。「エイジフリー」を唱え続けて24年。「女性がいくつになっても仕事で輝いていける」ように、そして後に続く若い人達の為にも、そんな社会を皆で作りましょう。

2005年11月12日

「人生ファンタスティック!」 2006年 8月号

「心の栄養とってますか」人生ファンタスティック!
㈱サリダ・アド 代表取締役社長 太田みどり


50歳の誕生日を迎えた日に、これからの10年を大切に生きようと心に誓ったのを、つい先日のように思い出します。
6月の誕生日で、あれから、すでに8年が経過してしまいました。
20代、30代、40代、50代とだんだんと一年一年が早く過ぎるように感じられます。
「十年ひと昔」?いいて、あっという間です。
それもそのはず、働き始めて21年の月日が流れ、まだ歩けなかった1才の娘が、先月22才の誕生日を迎えました。来年は大学を卒業し、社会人になります。いろいろなことがありましたが、振り返るとこれまたあっという間の21年間でした。
あと2年で還暦。
「えー!この私が…」と思ってしまいます。そのくらい自分のなかでは実感がないんです。
若いころは60歳というと「おばあちゃん」だと思っていたのに、いざ自分がその年に近づいてみると全然まだまだ若い?気力も体力も。
社員たちと朝までカラオケもつきあえますし、休日にはスポーツジムで、40分走り、その後いろいろなマシンをこなし、サウナで汗を流します。仕事もまだまだパワフル。
「社長は、なんでそんなに元気なんですか」と聞かれますが、私にもわかりません。この21年間、病気らしい病気はしたことがないのです。風邪もあまりひきませんし、ひいても寝込むまでいかないんです。
そのかわり、一年中、帰宅すると、必ず手を洗い、イソジンでうがいをしています。
仕事を始めてから、自分が具合を悪くして休むと、人に迷惑をかけてしまう。その一念で気が張っていたんだと思います。
あとは、ポジティブな性格なので、前へ前へと進めたんですね。「病は気から」と昔の人はいいことをおっしゃいます。
ただ、そろそろ気力とは別に、長く使い続けた身体は、いたわらないと…と思うようになってきました。きちんと人間ドックにも行き、何か問題があれば、メンテナンスするように努力しようと自然に思うようになってきました。

社長になって「自分一人の身体じゃない、社員の生活を担っているんだ」という責任感が、前にも増して強くなりました。病気は、突然おそってきますが、「健康管理も仕事のうち」と思って、できる限り気をつけないといけません。
健康であれば、まだまだこれからの人生、楽しめると思います。この年齢だからこそ、味わえる感性があると思います。物を見る、人を見る、若い時とは違った見方ができるんですね。年齢を重ねていく良さを最近、すこしずつ体感しています。


娘がフランス・アヴィニョンへホームステイに行ったとき、お世話になった60歳過ぎの日本人男性から、先日手紙が届きました。その方は、日本でバスの運転手さんをしていらして、定年後に(55歳で)一人パリに渡り、料理学校でコックさんの資格をとり、フランス語も勉強して現在、アヴィニョンで暮らしていらっしゃいます。
その彼からの手紙を娘が読んで、歓声を上げました。
「お母さん、Tさんが結婚するって!」
それも三十代のお嬢さんと。彼は、年齢の差を考えとても迷ったけれど、彼女の強い気持ちに応え決心をしたとのこと。
彼女の両親のことを考えるとなかなか決心がつかなかったそうですが、彼女は世界一周の旅の途中で彼と運命的な出逢いをしたのです。日本に帰って両親に報告をしてから、また、パリに必ず来ると言い残して帰っていったとのこと。多分、今頃、もうアヴィニョンで一緒に暮らしていることと思いますが。
「お母さんと一緒に、是非遊びに来てください。二人で歓迎します」と手紙に書いてありました。
「お母さん、どう思う?」と娘に聞かれ、私はすかさず、「ステキじゃない」と答えました。
恋愛に、年齢は関係ありません。本人同士の問題ですし、二人が責任を持てればいいと思います。そして何よりも幸せなら。仕事も、恋愛もエイジフリーなんでしょうか。今は、適齢期もあまり関係ないと思います。『この人と一緒になりたい』と思ったときが、その人の適齢期ではないでしょうか。
今までの人生をすべて清算して、定年からのスタート。勇気ある行動だと思います。それこそ第二の人生。Tさんの話を聞いて何だか勇気をいただきました。

そういえば、60歳を過ぎてから、まわりに新しいことをチャレンジしている人、結構いらっしゃる。定年を迎える一年前に、会社を辞めて、自分のやりたかったことを実現している人。趣味を仕事にしている人。皆さん、とてもイキイキしてらして、とにかくお若い。外見も内面もステキな人が多いんです。
「一生一度限りだから」と、私たちの年齢になると、多くの人が思うことは「悔いのない人生を送りたい」ということ。
そろそろ60歳からの人生、第二の人生のスタートを考える時期なのかしら。
2007年、団塊の世代の方々は、定年を迎え、きっと、こんな想いをされる方いらっしゃると思います。まだまだ遅くない。新しいことへのチャレンジ。
そして、人を想う心、消さないでください。あと10年?20年?
自分の人生だから、「一生感動。一生青春」を貫きたいと強く思う今日この頃です。


私の時間 2006年8月号 ㈱ヒロ・コミュニケーションズ発行


Posted by midori  at 00:00 │私の時間